自己紹介

広島にとてもチャーミングでおかしくて、したたかで、白猫やヘルパーたちとゆかいに暮らしているひとがいます。
そのひとの名前は佐々木千津子さん。
以前、強制不妊手術の不当性を訴えるビデオ『忘れてほしゅうない』に出演されたひとです。
あれから3年がたちましたが、前作で現すことができなかった彼女の魅力的な生き様をもう一度きちんと捉え直したいという思いが頭から消えず、とうとう再びカメラを回すことに!

企画意図をご覧の上、この作品の制作にご協力いただければ幸いです。


(企画意図)
佐々木千津子さんを中心に強制不妊手術の不当性を訴えるビデオ『忘れてほしゅうない』完成から3年がたちました。当時私はビデオ工房AKAMEに所属しており、優生思想を問うネットワークからの依頼で制作しました。初めて佐々木さんと出会い、とっても魅力的な人だと思いました。その時は啓発ビデオを作りましたが、その後佐々木さんの生きざまに焦点をあてたドキュメンタリーを撮りたいとその企画をあたためてきました。

 佐々木さんは生後1週間で高熱を発し脳性マヒになりました。その後学校に行く権利を奪われ、家で生活していました。しかし、18歳ごろ姉の縁談が壊れ、自分のせいだと思い込まされ、施設に追いやられました。その時、施設に入るには生理を無くさないといけない、手術をするともっと楽になると勧められ、何もわからないままにコバルト照射を受けてしまいました。その後ずいぶん体調が悪い中、施設の中でがんばらされ、できない自分が悪いと思わされてきました。しかし、障害者団体主催のキャンプがきっかけで、施設から出て、自立生活をしようと決心。今にいたります。

 佐々木さんはそのような体調の悪さや家族との葛藤や社会からの差別など過去のできごとすべてを受け入れ、昨日をくやまず今日を生きている。人間として誇り高く、いやあ、何と言ってもゆかいな人です。施設ではトレーナーしか着られなかったので、今はジーパンをはくことにこだわっています。なかなかおしゃれでもあります。そしてビールが大好きで、イケメンの兄ちゃんが好きと言いながら、すごい亭主関白な男と結婚し、半年で離婚。佐々木さんはまともな判断ができる人だったと胸をなでおろしました。今は大好きなねこと暮らしています。

 24時間介護が必要な脳性マヒの女性が一人暮らしを楽しみながら、苦しみながら、あたりまえにここで生きている。清々しく、したたかに、しなやかに、そしてゆかいに生きている様子をカメラで捉えていきます。そして、私自身が持ち続けてきたテーマ、女性であるがゆえに受けてきたいろいろな思いや、家族っていったい何?ということを、佐々木さんの生きて来た軌跡にぶつけ、かつ今まで、型にはめていた障害者像をくずすことができるかこの作品でチャレンジしたい。

監督 下之坊修子

〈制作スケジュール〉

2008年 4月~6月 企画
2008年 7月~   撮影
2009年 4月~6月 編集
2009年  夏   完成予定

〈カンパの振込先〉
「映画『ここにおるじゃけぇ』制作実行委員会 代表下之坊修子」
三菱東京UFJ銀行 大阪恵美須支店
普通預金 口座番号 3926525