◆『話すということは生きること』
長年、プロの司会者の育成やカルチャー教室・企業セミナー等で、ビジネスマナーや接遇・話し方の基礎知識等をお伝えするというお仕事を通じ、様々な方々とのご縁をいただきました。そのご縁を通じまたご縁が広がっていきます。水辺に小石を投げると波紋が広がっていくように、多くの方々との出会いを通して、たくさんの気づきをいただき心から感謝する次第です。
「Teaching&Learning(教えることと学ぶこと)」・・・私がただ指導させていただくのではなく、そこに集う人達がその教室を創り、そして私もそこに集う皆さんからたくさんのことを学び教えていただいています。
言葉って人に良い影響や癒しを与えるものにでもなるし、反して人を傷つけたり・怒らせたりする凶器にもなります。
上手に話したり、会話したりは自己表現の一つです。技術やノウハウ・基礎知識はもちろん必要ですが、長年の経験から私は、個人個人が既に持っている個性や可能性を自らが肯定し輝かせていく、その人の内面的美しさ「人間力」が一番大切に思うのです。人間力とはその人の生き様から形成された人格です。
話すことは、技術ではなく人格を表現するためにあるのではと思うのです。人と人の和を創るには、「話す」「言葉を交し合う」という行為なくしてはあり得ません。
「和」はノギヘンに「口」と書きます。ノギヘンの意は、穀物が実って穂を垂れている形を言います。口は人々が喜び合って、神に豊作への感謝の声を発している意。つまり、「和」の為には口がなくてはならない。“言葉”というのは人間関係を結ぶ重要な道具なのです。私にとって会話とは、人と心からつながり、お互いを認め共感や感動を共有するために存在するものだと思っています。一人では成り立ちません。
「話す」ということは、「放す」という意でもあり、握り締めていた自分の気持ちを、心を放す事。考えや思いを相手に明らかにすることであり、自分の気持ちに素直になる事だと思います。人間の魅力(人間力)は話す事です。話すことの中に、その人の本当の姿が出てきます。話すことは練習を積めば誰でも上手になれます。あまり難しく考えず、話すことで自分を思いっきり表現してみましょう。話す事で聞き手はその人がどういう人でどういう価値観を持っているのかが理解できます。
人はみんな合わせ鏡・・・その合わせ鏡がいてくれるからこそ、自分が見つめられるのです。「自分を見つめるために生きている!」だからこそ、話すことは生きることなのです。
ヴィーナス・プロ