「自分の生涯を捧げて取り組める仕事がしたい」
そんな思いに駆られたのが30代半ば。
ある日、何気なく手にした1冊の本。手に取ったそのときは、1冊の本との出逢いで人生が変わるとは思いもよりませんでした。
ピーター・F・ドラッカー「明日を支配するもの」
「自分の強みを発見せよ」「所をうること」「第2の人生を開拓せよ」ドラッカーの言葉に奮起しました。
そして妻の理解もあり、一念発起しカウンセラーとして起業しました。
しかし、なかなか思うようにはいきません。起業の厳しさと、臨床の難しさを思い知ら される日々が続きました。
「自分はもうダメなのではないか?」「本当にこの仕事でやっていけるのか?」そう思ったこともありました。
しかし、この間に運命的な出逢いがありました。
日本有数でもある、一流の臨床家の先生に弟子入りできたのです。
師匠の下で研修を受け、カウンセラーとしての実力を培いました。
日々、厳しい指摘を受けながら研鑽に励んでいた時のことです。
「学校の相談員をやってみる気はないか?」
思いもかけない師匠からの一言。
晴れて、難関といわれるスクールカウンセラーの仕事に就くことができました。
スクールカウンセラーとして5年間のお務めをさせていただくまでに至ったのです。
しかし、学校教育の現場は、私の想像をはるかに超え、問題が山積し、教職員は疲弊し、子どもたちは荒れていました。
不登校・いじめ・学級崩壊・友達関係。日々のトラブル、複雑な家庭の問題など・・・・・
5年間で1000件を超える児童、保護者、先生方の相談に乗ってきました。
同時に学校以外でも心理カウンセラーとして、1000件を超える相談業務の経験を培いました。
また、教職員への研修、保護やへの講演会もさせて頂きました。
師匠との出会いに支えられて、今の私があります。
そして2010年にスクールカウンセラーの職を全うし、新たな思いが私の中に湧き上がってきました。
『真の人間教育の実践』
教育現場で感じた様々な疑問・違和感、そして可能性。その経験が、今の私の臨床活動の原点となっています。
私の使命は、私たちの未来を担う子どもたちが、心の成長を伴った人間的な成長を実現すること。そのために、学校、お父さん、お母さんの子育てのサポートを提供することです。
私の中には、その『真の人間教育の実践』のシナリオが、しっかりとあります。
あとは、どこまでそれをお伝えできるか。そして、どこまで私自身が実践できるかです。
「先生、わたし、どうすればいいの」
泣きながら訴えた子どもの顔と声、今でも忘れることはありません。
「先生、俺、生かされてるって思う。俺、がんばってみる」
力強く宣言してくれた子どもの真っ直ぐなまなざしは、今もこの眼に焼きついています。
彼らが私にいろいろなことを教えてくれました。
その彼らの声なき声を、今度は私が社会に伝える番だと思っています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
【略歴】
鈴木雅幸
■スクールカウンセラー(平成17年~22年)
東京港区の下記の公立小にて、不登校、いいめ、学級崩壊、人間関係、子育て、親子関係、家族の問題、学級経営に関するテーマで、子ども、保護者、教職員への個別カウンセリング、教育相談、研修、講演会を実施。個別相談件数も1000件を超える。
・港区立御成門小学校スクールカウンセラー(平成19~22年)
・港区立麻布小学校スクールカウンセラー(平成18~22年)
・港区立東町小学校スクールカウンセラー(平成17~22年)
■心理カウンセラー(平成16年~)
うつ・神経症・人間関係の悩み、仕事の悩み、性格の悩みなど、
1200件を超える相談(カウンセリング)。
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